全日本玉入れAJTA

北海道上川郡の和寒町で考案された「スポーツ玉入れ」がアジャタAJTAです。

 

地域活性化とともに極寒地でもある和寒町に暮らす住民の体力維持の役割を担っているアジャタは、現在日本各地に協会と支部を構え、近年では、パナソニック、デンソー、トヨタ、京セラ、関西電力などの大手企業が参戦しています。

 

日本の運動会で定番の玉入れですが、一つのスポーツとして昇華し、障害者スポーツ、ジュニアスポーツとしても発展。

 

将来的には海外への普及活動も視野に入れた活動が行われています。

基本ルール

4〜6人の選手が合計100個(アジャタボール×99 アンカーボール×1)のボールをバスケットに入れる時間を競う、タイムトライアルスポーツです。

 

  1. 出場選手は4〜6人、1人でも欠けると失格です。
  2. 100個ボールが全部入っていないと失格です。
  3. アンカーボールは最後に入れます。
  4. 棒などの道具や肩車などの不正な投球は失格です。
  5. 故意にバスケットに触れたり、選手以外の人がボールに触れると失格です。
  6. フライングは最終タイムに10秒が追加されます。
  • ボールが破損した場合は、監察員が補充しますので、中断せずに続ける。
  • セーフ、アウトは監察員のコールにより審判長が判断する。
  • 競技進行上のトラブルは審判長の判断に従う。
  • 講義等は監督が速やかに審判長に申し出る。
  • 必ず運動靴を着用する。

選手

  1. 監督含む8名以上の登録、出場選手は4〜6名。
  2. 原則として一般成人(高校生以上)とジュニアは混在しないこと。(高校生のみの編成は認めない。1名以上の成人参加が原則)(大会では小中学生向けのカテゴリーを設定)
  3. 1チーム内の選手の性別は問わない。(大会では女性のみのレディスを設ける)

競技

  1. スターターの合図により選手は競技サークル内に入り投球を開始する。
  2. 投球方法は基本的に自由だが、アンカーボールは99個のアジャタボール全てがバスケットに入ってからでないと投球してはいけない。
  3. アンカーボールがバスケット内に着底した時点を競技終了とする。
  4. 明記されていない事柄でも、紳士的な態度でプレーに挑むこと。

準備が終わると選手はサークルの外に出て、後ろ向きでスタートの合図を待ちます。

このときに注意するのは、

1.サークルの線を踏まないこと2.スタートの合図の前に動いてしまうとフライング

アジャタボールの入れ方は道具を使わない、肩車などをしないなど以外は自由です。

選手で様々な戦略を研究して、早く入れる方法を編み出します。

99個のアジャタボールを入れ、アンカーボールがバスケットに入った時点のタイムを計測します。バスケットの縁に引っかかったボールについての考え方としては、

・99個のアジャタボールが床に残っていなければアンカーボールを投げることができる・アンカーボールが手から離れた時点でゲームは成立・それ以降、引っかかっていたボールが落ちても、再度入れる必要はありません


コートと競技用具

コート

直径6mのサークル内中央にバスケットを配置

アジャタバスケット

高さ4m12cm(協会地最低気温ー41.2℃に由来)

バスケットの直径44cm 深さ44cm(協会地の北緯44度に由来)

アジャタボール

外皮:布製

中身:樹脂粒子

◆アジャタボール・・99個80g±2g

◆アンカーボール・・1個250g±5g

シューズ

屋内用シューズ

ウィルチェアAJTA(車いす玉入れ)

AJTAの公認ルールに基づき、車いすで出来る玉入れです。

  • 3〜4人の選手が合計50個(49個+アンカーボール)の玉をバスケットに入れるまでのタイムを競う。
  • 1チームにつき、車いすでの投球者3〜4名、玉拾いなどのアシスタント1〜2名
  • 障害の有無は基本的には問わない(健常者も車いすにて参加可能)
  • 玉を持たずに後ろ向きでスタンバイ、ただし反転が困難な場合は前向きも可能

反則行為(10秒加算ペナルティ)

  • 投球者自ら玉を拾う(拾うのはアシスタントのみが可能)
  • 投球者間での玉の受け渡し行為
  • 投球者の極端なラインオーバー
  • アシスタントが投球者に玉を投げて渡す
  • アシスタントが手渡しエリア外で玉を渡す

フィールド